卒業後50年を迎えた永契17回生一同は、昨年5月8日夕方、宝塚にある大阪市の施設宝塚荘に集まりました。50年の歳月は、29名の級友から6名(吉中、福島、野田、伊藤、木原、藤井)を奪いました。参加者は、まだ現役で都合の付かなかった2名(西川、村松)、体調不良4名(田所、横尾、山北、米本)、連絡不能の1名(韓)を除く16名でした。会は50年を記念して大まじめに、第一部の講演会から始まりました。地球環境問題にNGOとして活躍している林智君の「21世紀の社会はどう変わる?」、つづいて老後の趣味の域を超えている寒河潔君の調査報告「縄文の漆製品について」のスピーチでした。コメント、質問が相次ぎ、予定を少しオーバーして、第二部の会食へ。飲む、食う、喋るは何時ものこと。9時過ぎに体調に自信がないと2名が帰宅。後は席を変えて夜中まで、ご想像通りです。
翌朝は9時に出発して清荒神まで散策。境内にある鉄斎美術館を見学した後、石橋で途中下車して大学へ。構内の待兼山会館で昼食後、理学部新館を訪問。楠本正一教授のお話を伺い、研究室を見学させて頂きました。中之島の研究室からの変貌振りに驚くとともに懐かしさも感じる一時でした。お忙しい中、時間を割いて頂いたことを改めて感謝いたします。
下の写真のメンバー:前列左から、八田、笹田、今村、中村、中津、有元、河原。後列左から、寒河、芳崎、安藤、浅井、林、西海、大須賀、井上、田島の諸氏(写真集参照)。
この中から中津和三君が、昨年9月中旬に急逝されました。この時はお元気で、手術後の経過も良く、快方に向かっているとのことだったのですが、この写真が最後の記録になりました。心からご冥福をお祈りいたします。