永契会会長 渡辺英二(旧制19回)
三月十一日の東北・関東大震災は千年に一度の自然災害であったと報道されております。東京に住んでいる私には幸い被害はありませんでしたが高層ビルが目前で大きく揺れるのを見て恐れをなしました。また地震と津波に起因する福島原発の事故は、今後我が国のエネルギー政策にも根本的な再検討を迫る大きな課題であると思います。メンバーの中には被害に逢われた方がおられるかもしれませんが心からのお見舞いを申し上げます。
このような非常事態に鑑み、五月三日に予定されていた永契会総会は秋に延期することとし、後日、同様に延期となった大学記念行事と日程の調整を図りたいと考えます。本来は五月三日の総会で会長の交代を決定していただくつもりでおりましたが、このような事態になりましたのでとりあえず次期会長候補として挙げられている古武弥英氏のプロファイルをここに掲げて皆様のご理解を得ておきたいと考えます。
古武弥英(こたけ やひで)
昭和15年7月1日生まれ 兵庫県西宮市出身
昭和38年(1963年)大阪大学理学部高分子学科(村橋研究室)卒業(高分子学科第1回卒業)
昭和40年(1965年)大阪大学理学研究科修士課程修了(高分子学専攻)
元三菱レイヨン株式会社常務取締役
大阪大学理学懇話会委員歴任
それでは被災地の早急な復旧と会員諸氏のご無事を祈願して総会延期のご連絡といたします。