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芦田 玉一(新制化3回)

昭和30年(1955年)卒業の新制第3回生の同級会「立心会」は平成22年9月28-29日に、愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで9名が参加して開かれた。2年ぶりであった。
今回は東京・大阪の中間点でということで、名古屋在住の小生が世話係を仰せつかった。ホテルは水量豊かな木曽川に面し、国宝犬山城に隣接している。ホテル敷地内には国宝の茶室「有楽庵」があり、さらに、市内には城下町の歴史を感じさせる施設が多い。また、周辺には、博物館明治村、日本モンキーパーク、野外民族博物館リトルワールドなどの観光スポットが多い。
参加者は、(五十音順)芦田、伊藤、齊藤、佐野、鈴木(英生)、鈴木(不二男)、真下、向畑、米山の9名であり、やや淋しく感じられた。同級生28名中、物故者が5名、不参加が14名であった。内訳は、健康を害している者が6名、仕事で手が離せない者が2名、その他である。なかでも、配偶者の介護で留守にできず不参加という1名もあり、80歳目前という年齢と時代の変遷を身にしみて感じた。
当日は朝まで激しい雨が降り、心配していたが、雨は止み、午後には晴れあがって、素晴らしい秋日和になった。参加者それぞれに温泉を楽しみ、宴会・二次会へと進んでいった。久しぶりの会であったので、いろいろな話題、健康問題、近年とみにPRが激しくなってきたアミノ酸や多種の栄養サプルメント、突如起こった尖閣問題と強圧的な中国外交、貧弱な民主党政治、その他種々の時局問題等々について時間を忘れて語り合った。ところで、会を通じて飲んだお酒の量が、従来より著しく減少したが、これも年の故であろう。
立心会では、慶弔等に備えて積立金を持っていたが、今後は{立心会}としては対応を取らないことに決められた。そこで次回の会合に備えた少額を除いて、残額全てを返金した。体調不良で参加できなかったが、この作業を実行してくれた高橋君に感謝したい。
翌日も素晴らしい快晴であった。犬山城をバックにした写真を撮り、2年後の東京での再会(幹事佐野君)を約束して散会した。


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