江口太郎
われわれの学年は在学中いろいろあったので、まとまりがよいクラスとは言えないかもしれないが、2年前から蛋白研の相本が幹事を務めて、気楽な懇親会を開催している。
今年で3回目になり、8月7日(土)うだるような暑さの午後3:30、待兼山キャンパスのイ号館に17名が集合した。幹事の計らいで江口が勤務する小さな博物館の宣伝をさせて頂いた。同級生とはいいもので、たちどころに率直な意見を聞けることになる。「エッ、大阪大学総合学術博物館ってこれだけ!」「この将来計画って、ホンマに実現すんのか?」「なに、この部屋の改装に○○万円かかったって。大学やなー、民間だったら1/4で済むんとちゃうか」−−−と言いたい放題である。おわびに博物館パンフレット、『マチカネワニ資料集』、第3回企画展パンフレットをお土産に配り、機嫌を直してもらって記念撮影した(写真1前列左から;武田、西岡、南井、太和田、森口、錦田:後列左から;三谷、湯通堂、石原、正木、江口、松山、中尾、柴田、奥田、祢宜、相本)。
2次会は場所を千里中央の“北海道”に移し、午後5時前からビールを飲み始めた。ここで、富山から金森が駆けつけ、馬場も合流した。中年のおっさんというよりも既に「初老」の集団であるが、よく飲み、よくしゃべった(写真2)。いろいろ立場の違いはあれど、「最後のご奉公」に近い年代特有の話題が多くなるのは当然であろう。私のまわりでは、薬や化学製品の分野における世界の中の日本の位置が酒の肴になっていた。宴たけなわの頃に最後の参加者、笠井が現れた。最近の大学関係者は私に限らず宣伝がお好きなようで、国際会議の広報活動に努めていた。結局、20名(クラスの約半数)が集まったことになり、これもやはり歳のせいであろうか。
当日は、サッカーのアジアカップ決勝戦の日で、その様子が気になる連中もおり、午後8時頃に来年の再会を約しておひらきにした。(文責:江口太郎)